もっと早く、動く、構える、ジュニアテニス できないたくさんのこと。
早くしてるつもり、動いているつもり、構えているつもり、やっているつもり。意外と多い「〇〇してるつもり」。
コーチが足を動かそう、もっと早く構えようなどしつこく言われるていることがあると思います。
ジュニア達は、そこで実際に足を動かしたり、早く構えようとしていると思うのですが、それができていない。
足は動いているように見えず、早く動けてもいない。構えも遅い。
自分ではやっているつもりでもコーチから見れば、
それができていないのがよくわかるのです。
コーチから注意されてやろうとはしているのだが、自分の限界はここ!と決めてしまっているように思う。
いや、まだまだできることに気づいていない。
ジュニア達には可能性がたくさんあるのに自分で勝手に限界を決めている。コーチが「できる」と言っても「無理」と返事が返ってくる。
「やればできる!」という言葉はなかなかジュニアには伝わらないみたいである。
個人個人の能力差はあれ、やればできるのは本当である。
ここでコーチとしてはなんとかその思い込みの限界を取り払おうとする。
今話題の大坂なおみ選手のサーシャはうまく選手の心理状態をくみとり、大阪なおみ選手を勝利に導いていますが、ジュニアコーチもジュニア選手をほめて、励まし楽しませて練習をさせる。
ある意味、自分はできるんだと思いこませたりもする。
できると思い込ませながらも、しっかりと練習をさせ、理解させる。コーチにとってはとても大変な作業ではあるけれどもジュニア選手を育てようと思うと避けられない道だと思う。
小学生はまだまだ発展途上で、周りの力が必要である。
まあ、まれに何でもできる子がいますが。まれにね。
ただ、泥くさく練習し、怒られながらも頑張る子が長くテニスを続け、やがて強くなってくるのは経験上わかる。何ごとにも苦労しないと体力的にも精神的にも強くなれない。
焦ることはなくコツコツと練習あるのみ。
気をつける点は、どの年代に選手としてのピークをもってくるかである。
小学生なのか、中学生なのか、高校か、大学か。それともプロか。
どちらにしても本人のやる気が一番大事である。それをうまくコーチが引き出せることができれば、これほど嬉しいことはない。
勿論、お父さんお母さんの協力なしにはできないことである。
ジュニアのお父さんお母さん、子どもが練習中スプリットステップをしてるか確認してみて下さい。
スプリットステップとは、
まず相手が打つ直前に軽くジャンプをします。そして、インパクトに合わせて着地するのがスプリットステップです。スプリットステップのポイント、どうしてスプリットステップをするのかを簡単に話したいと思います。
テニスでは動き出しの速さがとても大切です。
静の状態から動の状態に移すには、時間とパワーがいります。
スプリットステップは相手のショットに対して、
スムースに反応する為に必要なものなんです。
相手選手のショットの直前に軽くジャンプをします。そしてインパクトに合わせて着地します。このタイミングを身につけるのも日頃の癖づけや意識することが必要です。
着地する反動を利用することで素早く動きだすことができます。それと同時に地面からのパワーを受け取り力強い動き素早い反応につながります。
これはスプリットステップの基本ですが、
ジュニア選手によってスプリットステップのやり方も色々です。
しっかりジャンプしてる子もいれば、
ほとんどジャンプしてない子もいるわけです。
基本は基本として覚えさせ、
そのあとはジュニア達のやりやすい方法にゆだねればいいんじゃないかと考えます。
気をつけることは、ジャンプするタイミングをしっかり覚え、ジャンプしたあとにバランスを崩さないことですね。
スプリットステップは上記にあげたように素早く動くためには必要なテクニックです。スプリットステップをするか、しないかで大きく動きが変わってきます。
試合に出ている子でもスプリットステップをしていない子もいます。
途中書きましたが、ステップのやり方は子どもたちがやりやすい方法でいいと思うのですが、ただあまりにもひどい場合には改善させた方がいいです。
今は良いかもしれませんが放っておくと将来ボールに対する動きが極端に悪くなってしまうかもしれません。その時になってみないとわかりませんが、気付いた時には手遅れになってしまう可能性もあります。
大勢でレッスンを受けているとコーチが気づかなかったりすることもあるので用心深く観察しておいてください。グループレッスンの死角に落とし穴があります。それはジュニア育成クラスでも一般のジュニアクラスでも同じです。
スプリットステップひとつとっても、覚えることが難しいジュニアに根気強く教えることは大変ですが、覚えてくれたときには大変やりがいを感じます。
色々な小さなこと、大切なことに対してしっかりと教えることができる、気付いてあげられるコーチであり続けたいですねぇ。
そして、お父さんお母さんも子供の練習を見ている時には足元を注意してみていて下さいね~。
おうちで素振りしてるかなぁ!?〜ストローク~
テニスで上達するには基礎をしっかりとやることだと思います。
昔の話ですが、一緒に働いていたプロコーチが毎日素振りをしていました。とにかく時間があると振っている。
「ここまで来てもまだやるんだ」とびっくりしました。
コーチがここまで素振りをするということは、
素振りがとても大切だということですね。
僕も時間が空いたときは素振りをします。
ジュニアたちに素振りをさせるときは、「スローモーションでいいから、自分で解説をしながらやってみなさい」と伝えています。
ゆっくり素振りすることで自分のフォームをしっかりと確認することができます。
特にテイクバックの位置とインパクトの位置、そしてフィニッシュの位置を確認させています。
とにかく基本が身につくようにしています。
レベルアップ、体格の変化等により、フォームがそれぞれの選手にあったものに変わってくると思います。
基礎を身につけておけば、フォームが変わってきても、色々と対応しやすくなってきます。
どんなスポーツのどんな選手も基礎から入って、それぞれのフォームを確立してきたと思います。
ですから、基礎を放置せずに、きっちりと身につけて下さい。そして、スランプや不調になった時にはぜひ基礎を思い出して下さいね。
素振りはやったほうがいいですよぉ~!!
雨でテニスができない。でもやることはある。オフコートでの練習は大切ですよ。
雨でテニスができない。でもやることはある。オフコートでの練習は大切ですよ。
台風が続けてきているは、秋雨前線の影響とかで、なかなか練習できない状態が続いてますね。困ったものですね。
こんな雨の日にもやることはあります。
とても重要で欠かすことのできないものです。
それは体幹トレーニングや自重を利用したトレーニングなどです。
あと、ラケットを持たなくてもフォームのチェックもできますね。
雨の日くらい、じっくりとフォームのチェックをしましょう。
このような地道な練習やトレーニングなどはとても大切なことです。
コートでの練習(オンコート)よりも、オフコート(コートでないところ)での練習がとても大切です。強くなってきた子はオフコートでの練習、トレーニングをしっかりやっています。
参考)
参照:サンテレビ「熱血スーパーテニス」
http://sun-tv.co.jp/super_tennis
雨の日に、子供たちがゲームやテレビばかりを観ていたら、少しでいいので声かけをしてあげて下さい。軽く言うだけでいいです。優しく言ってやらないならやりませんから(笑)。
やる気スイッチが入るまで待ちましょう。
コーチは子供たちがやる気が出るまで付き合います。
担当コーチが付き合ってくれないなら、付き合ってくれるコーチを探すまでの話です(^^)
テニス合宿2日目のジュニア選手たち
合宿2日目の朝、ジュニアたちはちゃんと起きれたのでしょうか?
昨日結構動いたのできっと・・・
きっと寝坊してたり、眠たそうにしているのだろうなと思ったけど、朝からハイテンションでした。まあ一泊二日ならそんなものでしょうかね。
2日目も8時から練習スタート(その前に朝のウォームアップは済ませています)。
十分なストレッチからアジリティトレーニングなどを含めしっかりと足を体を動かし、いざコートへ。
クラブの都合で午前中は1コートしか使えなかったのですが、コーチ2人で球出しをして、ストロークの基礎練習。
まだまだ、コントロールが安定せずにボールはあっちやこっちと飛び回っていました。なれてくると安定してくるのですけど、時間をかけずにもっと早く安定してくれるといいですね。
練習スタートから安定するまでの時間が短くならないと、いざ試合となった場合にあっという間にゲームを取られてしまいますからね。
最悪でもネットはなくして欲しいと思います。ネットしなければ何が起きるかわかりませんから(笑)
ネットミスはしないように気をつけること。
ネットミスをなくすという大切なことをジュニア達はまだよくわかっていないようです。アウトでもネットでも同じミスと思っている子達が多いようで。
ネットを越すことで相手にどれだけのプレッシャーを与えることができるのか、プレッシャーを与えれば気が疲れるし、ネットを超えてくれば当然打ち返す準備に入るわけですね。
と言うことは、ネットミスよりネットを越してからのミスの方が同じミスよりはるかに価値があるわけです。
次のポイントにつながるミスです。
そこをしっかりと覚えて欲しいのです。
僕の生徒達には、このことについて毎回のように話しています。
毎回話しているので覚えてくれているのですが、試合になるとつい忘れてしまうみたいなので、まだまだ言い続けなければいけないみたいです(笑)
それがジュニアを育てるうえでの楽しみでもあるのです。
テニス合宿は練習だけでなく、時間管理、仲間づくりと食事のチェック。
テニス合宿で時間管理と仲間作りを覚えよう。
今日は合宿1日目。各クラブから2、3人ずつ集まってきました。
その子たちかが他のクラブの子達と打ち解けるのにどれだけの時間がかかるのか?大変興味深いものがありました。
小学生3年生から中学生2年生までのメンバー。ちょっと上と下との差がありますがいい感じで打ち解けていましたが、もう少し打ち解けてくれたらいいかなぁという子が何人かいました。
テニスは基本個人スポーツなので人見知りとか、仲間をうまく作れないと結構大変になります。
例えば試合会場で練習するときに相手がいないと困ります。そんな時にすぐに練習相手を見つける子と練習相手を見つけることができず、ぶらぶらしている子。
ここで勝負に差が出るのは間違いないですね。
テニスは個人のスポーツです。しかし、ひとりでは強くなれない。
これがわからないと成長していかないですねぇ。
今回、合宿が初めてという子、テニスの練習やトレーニングだけではなく食事、試合と試合の間、練習の合間にとる捕食についても講義をしました。
食事や捕食については、スポーツアスリートの食事について資格を持っており、プロテニスプレーヤーである選手が講義を行いました。
色々な合宿があると思うのですが、食事についての講義もある合宿というのは珍しいのではないでしょうか。
泊りがけで実際の朝昼晩の食事を子供たちに選ばせて、そのメニューに関してアドバイスするという試み。
実際に体験させることでこれから先少しでも食事や捕食、日ごろのおやつについても考えてくれれば合宿をやったかいがあります。
テニスで勝つための要因のひとつ、食事や体調管理も忘れないようにいておかないといけません。
どんなスポーツでもそうですが、技術、体、心は大切です。
体が強くなければ厳しい練習はできませんし、
自分からやる、コーチの話を聞くなど素直な気持ちがなければ強くはなれません。
これらの課題をこなしていくことで健全な大人にもなっていくと思います。
雨の日でも練習はするよ(^^)
雨で練習ができないって!?
雨で練習できないと喜んでいるようでは、強くなれないよ!!と言いながらも
高校生の頃は雨が降ってくれるとどんなに喜んでたことか。野球部なんかは、1年生がグラウンドで雨乞いダンスを先輩からやらされてましたね(笑)
日頃、しんどい練習をしていると体が鉛のように重くて動かないことがよくあり、そこに雨が降ってくれるとトレーニングのみで帰宅できるのでほんとに楽でした。
筋トレして、廊下をダッシュ、人をおんぶして最上階まで登ってとなりの階段まで行って降りてくるくらいなものでほんとに楽なものでした。
まあ、こういう過去もありましたが、コーチになってみると雨の日にしっかりと地味なトレーニングをする子が勝って行くわけです。
家の中で体幹トレーニングをしたり、素振りをしたり、
姿見でフォームをチェックしたり色々あるわけですね。
小さなことをコツコツとやっていくと、いつかは努力が実る時がくると思うわけです。
それに結果も大切ですが経過もすごく大切で社会に出てから役に立ちますからね。
雨の日でも自己練をすること。初めは親がトレーニングするこを言うのもいいですし、やがて自主的にトレーニングをする習慣がつけばいいです。
実際に自主練をした子は強くなっています(^^)
<参考>
雨でテニスができない。でもやることはある。オフコートでの練習は大切ですよ。 - ジュニア・テニス選手上達の為の練習メニューと思考法
今の子達は環境も整っており、練習が終われば整体に行くなど本当に恵まれています。
強くなりたいと思えば叶う状況です。あとは本人のやる気次第ですね(^^)