ジュニアテニス選手一緒に強くなるプライベート・テニスコーチの日記

怒鳴って強くなるなら苦労はしない。ジュニア選手を理解しようとするコーチの思考と練習法/子供に強くなってもらいたい、テニスを習わせたいご両親に送るブログです。

ジュニア選手とのコミュニケーションをとる。

ジュニア選手とたくさん話そう!

 

 

コーチの中には、ジュニア選手とあまり会話をしないコーチがいます。(これらのコーチの中には、ジュニアが苦手、コーチとしての威厳を保ちたいなどの理由から会話をしないコーチがいます。

 

ジュニア担当だからジュニアが好きとは限らないのです。コミュニケーションがとれていないんです)。

 

 

ジュニアを教えるのは大変です。特にフリーでテニスコーチをしている場合、赤字覚悟でジュニアと向き合ってます。それくらいの気持ちがないとジュニア選手と付き合っていくのは無理です。

 


話を元に戻しますが、特にジュニアは話さないと情報が入ってきません。親であれば色々と話す機会も多いでしょう。しかし、ジュニア選手はレッスンに来ては怒鳴ってばかりいるコーチと好き好んで話をしようとしませんね。

 

 


しかし、こちらから色々話しかけることでその子が何を考えているのか、今日の体調はどうなのかがわかってきます。勿論すべてがわかるわけではないので、レッスン中にも声をかけたりしていくわけです。

 

 


そういう細かい所にあなたは気づいていますか?ジュニアから得た情報を元にレッスンをしていけばジュニアの好不調、集中力がないなどの色々な問題についてのヒントが得られます。ここでコーチはしっかりとしたレッスンができるようにジュニアを誘導していきます。勿論うまくいかない時もありますが。

 

 

こうやってジュニアとコミュニケーションをとって、その話を親とすることで信頼関係が生れてきます。それがすごく大切なこととなります。

 

 

テニスの技術も大切ですが、ジュニア選手のことを理解しようと努力し、ケガ(テニスエルボーなども含む)をさせないように、テニスの技術やトレーニング、マナーを教え、一生涯スポーツとしてテニスを教えていくことがコーチとしての役目だと思っています。

 

ジュニア選手の体調とテニスの練習

ジュニア選手の体調に注意することができるコーチであるか?

今年の夏は例年になく暑い日が続きました。 連日熱中症のニュースが流れ、子供達にテニスを教えているコーチとしても大変注意をしていました。

今年の夏に限らず毎年梅雨から夏過ぎまでは熱中症に気をつけていますが。 ジュニア選手、一般ジュニアを教えているとわかってくるのですが、 体調の良し悪しが態度や顔、会話での反応に出てきます。

なので、よーく観察をしておくことが大切ですね。 僕もよくジュニア達と話したり、ちょっかいを出して遊んでいます。

ここで困るのは、これらの状況を把握できないコーチで、 ダウンしてからやっと気づくコーチです。

子供は体調が悪いのに、「大丈夫」って言う子が多いです。 なので、何回か本人に確認したあと、 レッスンをしながら声をかけてたり、動きを見たりしています。

そこまでやっていれば大事になりません。 テニスのテクニックや勝敗しか考えないコーチはアウトだと思いますよ。

特にあなたが高校や大学で活躍して、 ガンガン練習をしていた選手だったとしたら注意して下さいね。

ジュニアにも色々な子達がいるので、 あなたのようには行かないと言うこを覚えておいてください。

今はフリーでコーチをしていますが、 クラブにいた時にそんなコーチ達を見てきたのでよくわかります。 選手の限界と練習量。よく考えて‼️ やればいいってものではないのですから。

連休は、弱点強化と打ち込み練習

連休はボールの打ち込みと弱点の見直し。

 

GWに入ってコートはいっぱいなのかなと思ったけれども、
意外や意外、コートが空いてます。
こんな状態の時に練習はしない手はない。
ということで、ジュニア選手と毎日練習をしています。

毎日毎日同じことを繰り返して、基本の習得に精を出しています。
そして、いつもより長く練習時間がとれるので、
弱点の強化や修正、そして打ち込みをしています。

基本練習や打ち込みなどは、意外と嫌がられる練習なんですね。
少なくとも僕の周りの子たちは。

 

通常の練習でしっかり打ち込みをしていないと、
いざ試合になってまともにラケットが振れるはずがないのです。
頑張って練習していても試合になるといつもとは違うわけですからね。

 

なので打ち込みは大切。特に時間があるときはしっかりと打ち込んでいいスイングを身に着けるべきだと思います。

 

今まで教えてきた子の中で強くなっていった子たちは、
打ち込みや基本練習が好きでした。
ラケットを振る、ボールを打つこと自体が楽しかったのかもしれません。

 

ラケットはたくさん振った方がいいと思います。
どんな態勢でもしっかりとラケットが振れる。
これほど頼もしいものはありません。
練習不足の子はそこでラケットが触れないわけですね。
勿論、体がぐらついて振れないということもありますが・・・。

 

走って、ラケット振って、ボール打って楽しむ。
これが楽しければ強くなると信じています。
今教えている子たちにもそのようなスタンスで接しています。

これがクラブに戻って練習すると怒鳴られ、怒られ、罵声を浴び・・・。
育成クラスはそういうものかもしれないけど、僕には合わない。


テニスを始めたころ、ある女子プロテニスプレーヤーに「もっと楽しくテニスしよう!」と言われたことが今でも頭の中に残っています。

 

そういう彼女も今はジュニアの女子選手を率いて海外を飛び回っています。
彼女の練習は怖いんですよ、きっと(笑)

 

 

フォアハンドストロークがうまく打てない。

フォアンハンドストロークが左側に飛んでいく~

 

今日、元教え子から、

「相談があります。フォアハンドがうまくいきません。

教えていただけますか?」とメールが来ました。

お母さんのスマホから送ってきたのだそうです。

まだ小学生なのに立派な文章でした。


この女の子は、僕が辞める2期前に体験レッスンを受けて、

そのまま入会した子でした。

とても素直で真面目な子で僕が話していることを

ちゃんと聞いて実行しようしていました。

 

 

僕が見ていた時から、どうしてもファアハンドストロークが打てなかったのですね。

ボールとの距離感がとれない、ボールがラケットに当たらないなどなど。

決して運動神経が悪いというのではないのです。そこはわかるんです。

ちょっとしたコツをつかめば伸びると思っています。

 

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まあ、始めてから半年も経っていないので慌てなくてもいいと思うのですが、

打てないことが悔しいのでしょう。

その子のクラスは上限の8名が在籍しグループレッスンなので、

ひとりに使える時間もかなり少なくなってしまいます。

コーチによっては、短くてもマンツーの時間を作ったりするし、

最初から最後までマンツーなしでレッスンをするというコーチもいるでしょう。

 

 

その中でひとりの子の弱点を直すというのは厳しいです。

僕がレッスンをしていた時は、

家で素振りやクラブに来た時には壁打ちをするように毎回指導していました。

しかも、しつこくね(笑)

 

 

レッスンの前にみんなに素振りをしてきたか聞くと、

その女の子だけは忘れずに素振りをしてきていました。

真面目に練習しているのに、なかなかうまくいかないというのはきついものです。

そこでコーチがうまくフォローしたり、声をかけてあげるだけで、

その子のモチベーションも下がらずに済むのですがね。

 

 

今の担当コーチがどのような指導をしているのがわからないので、

そこのところはなんとも言えないところなんですが。

 

 

ただ、その子が上手になりたいという気持ちが伝わってくるので、

レッスンの依頼があった時にはメンタルと技術のレベルアップをしたいなと思います。

あ、その前に「テニスって楽しいぞ!」ってことを再確認かな。

 

 

 

バランス感覚と外で遊ぶ大切さ ~ジュニア~

テニス以外のスポーツや外でも遊ぶことも大事。

これはクラブでレッスンをしていたころから思っていたことなんですが、
とにかくバランス感覚や体の使い方が悪いですね。
悪いというか、昔のように野原や土手があって走り回っていたころと時代が違うのですよね。

 


レッスンをしているといろいろなバランスについて考えることがでてきます。
思考のバランス感覚、身体のバランス感覚などなどです。

 

 

今回は、身体的バランス感覚について思ったこと少し書いて見ようと思います。
スポーツをしている人ならこのバランスについての大事さを感じているとは思うのですが、それを実際にジュニアに教えていくのは、結構難しいですね。

 

ここで今まで外で運動していたか、体を動かして遊んでいたかなどがわかってきます。
外で遊んでいた子は体のバランスがいいですね。

 


育ってきた環境が違うので当然バランスが良い子、悪い子と違いが出てくるのは仕方のないことだと思います。そこからがコーチの仕事でもあるし。ただ、バランスがいいからと言ってテニスの動きに合っているバランスなのかと言うとそうでもないことがあります。

 


バランスが良くても、実際にラケットを持たせてボールを打たせてみると、以外にも当たらない。または、とんでもない所に飛んで行ってしまう。これは、簡単。ラケットの振り方が悪い、体のバランスが悪い。なので、振り方を教えて、素振りを宿題にする。

 

ちゃんとやってきた子は効果がすぐに出る。
やってこなかった子は、当たらない。振り方もおかしい。
こうやっていくうちにバランスの悪かった子もだんだん上達をしてきます。

 


そこで大切なのがテニスは楽しいということを伝えること。
ボールが当たらなければ面白くないのは大人でも同じ。
そこでジュニアたちにはボールが当たるようにこちらから自然に体を誘導します。

 

 

例えば、リズム感。
当たらない子はリズムが悪い。
だから、準備も遅いし、踏み込みもラケットを振るのもタイミングが合ってない。
だから、当たるようにこちらからリズムが取りやすいように声を足してあげる。たったこれだけで、ボールが当たらなかった子供たちが当たるようになる。

 


これは4~5歳くらいの子供でも大丈夫。
慣れてきたら、今度は子供たちに声を出させてうまくリズムをとる様にさせる。声を出すので元気も出てくるし、レッスンにも活気が出てくる。声を出すことはとても大切なので小さいうちに教え込んでおくといいですね。

 

最近の子は、家や学校ではうるさいのにテニスクラブに来ると声が出ない。
おとなしい傾向にあるみたいです。
ひょっとしてうちのクラブだけかもしれませんが(笑)。

 


バランス感覚とリズム感これはとても大切です。
それを身につける方法のひとつに体幹トレーニングやラダー等を使ったアジリティー(Agility)・トレーニングが有効です。

最近では、ライントレーニングも注目度が上がってきましたね。

トレーニングも大事だし、ラケットを振るのも大事。

 

結局、子供たちが楽しくないと長続きしないということは確かなようです。

 

 

フリー・テニスコーチの楽しみと憂うつ ~4月からフリーでレッスン~

フリーテニスコーチとして出発

3月いっぱいでテニスクラブを辞めた。
というか、契約更新なしなのだ。
契約更新なしの話を聞いたのは昨年の11月。

 

突然の話で怒りを通り越して、呆れる感じしかなかった。10年ちょっとの間、キッズ、ジュニアそして成人の方を教えてきた。
特にキッズやジュニアでは多くの子供達に接して親御さんからも信頼を受けてきた。

 

教え始めた頃の子供達が中学生や高校生になり、
試合で活躍しているのを見ると小さい時に教えてた頃の記憶がよみがえる。

 

キッズやジュニアを教えることの大変さやテクニック。
その子達にとって初めてのテニスコーチになると言う責任の重さ。
これらすべての財産はテニスクラブにとっての財産なはずなのに、
その部分を理解していない。

はっきり言ってその考え方でこれからもやって行くのか?

 

あ、書くのを忘れてたけど、テニスクラブの経営母体は私立の中高一貫校。
ね、こんな考えの人達が学校で色々と教えているわけです。

 

殆どの先生達は頑張っていると思うけど、一部の先生そして学校の裏側にいる人たちは、はっきり言って理解に苦しむ。こう言う人たちに選手や未来の選手達が潰されないように祈るだけである。

 


さて、愚痴はこれくらいにして前に進んで行こう。

 

 

レッスン最終日は、
多くのジュニア選手と小さい時に教えた高校生が訪ねてきてくれました。
選手の両親たちも来てくれて昔話に花が咲きました。

 

さてさて、
実はもうすでにプライベートレッスンを始めています。
元のクラブの教え子でテニスクラブに週3回通いながら、
弱い所を補うためのレッスンです。

 

クラブの中でもジュニア大会等の大会を目指すクラスで頑張っている子供たち。
ただ人数が多くなるとコーチの目も届かないわけで(本当はそれではいけないんだけど)、そういう位置にいる子供たちをプライベートで見ることにしたわけです。