ジュニアテニス選手一緒に強くなるプライベート・テニスコーチの日記

怒鳴って強くなるなら苦労はしない。ジュニア選手を理解しようとするコーチの思考と練習法/子供に強くなってもらいたい、テニスを習わせたいご両親に送るブログです。

粘る気持ちがテニス上達の近道~あきらめない心~

ジュニアの技術上達のために忘れて医はいけない大事なこと

 自分の限界までボールを追っているか?

その前に取れないとあきらめてしまっている。あと一歩動く。

そのあと一歩が大事です。

今の子供はあきらめるのがとにかく早い。

 

「えーーーーッ!!」って思うくらいにあきらめるのが早い(泣)

 

それと比べて強い子は、あきらめない。とにかくボールを追います。

必死でボールを追いかけて相手にボールを返球します。

その粘りが相手を不安にさせ、プレッシャーを与えてミスを誘うのです。テニスはボールを追うことがメインと言っても過言ではないスポーツです。

足ニスと言われるくらい足を動かします。これが大事なのです。



強くなるための要因のひとつにあげられるほど「ボールを追う!」ということは大事です。

長い間、ジュニアを見ていますが、やはり足をよく動かしてボールを追う子は上達が早いです。粘ってラリーをして大事な1ポイントを取る。これが大事です。



試合などを見に行って感じるのは、先にもあげたように勝ち上がってくる子は

とにかく足が動く、ボールを追うのをあきらめないという共通点があります。

必死でボールを追う姿がとてもいい感じなんですよ。



その一方、勝てない子の特徴として足が動かない、ボールを必死で追わない、と言うことがあります。近くに来たボールはうまく返せても足が動かさない子や必死でボールを追わない子は相手選手にいいようにやられてしまいます。



まずはレッスンの時からアウトやネットをしても構わないから必死でボールを追ってほしいと思うわけです。レッスンをしていて必死でボールを追わないジュニアがいるととても残念に思います。ですから、上達するにはボールを必死に追うあきらめない心が大切です。

このポイントが改善されるだけでもかなり上達するスピードがあがります。

 

あきらめないための練習

 あきらめないためには、まず簡単なボールを打つことから始め、ちょっとずつ遠くへボールを出していきます。ボールを追って行き打ち返すことの楽しさを学ばせます。

ジュニアによってはここで差が出てくると思いますが焦らずに見守ってあげましょう。



ちょっとずつ遠くへ、そしてその先へ。慣れたらどんどんと遠くへボールを出していき自信をつけさせ、そして追うことの楽しみを教えていきます。

簡単なボールは誰でも打ち返せます。困難なボールをとれるようになると自信もつき、ボールを追うことの楽しみを味わうことができます。



今教えているジュニアも少しずつですがボールを追いかけるようになってきました。

そうなってくると守備範囲も広がり、ボールを打ち返す回数も増えてきます。それがやがて自信となってくるわけです。



ボール出しは横の動きから前後への動き、斜め前への動きとバリエーションを増やしていきます。横への動きが慣れてきたら、今度は前への動きも強化していきましょう。

意外と多いのが相手の打ちそこないによる前へのボール。そしてドロップショットへの対応。「あっ!」っと思うだけで足を動かせていないのです。相手の打ちそこないのボールに対応するのは本当に難しいです。



やはりそこでも大事なのがあきらめない心です。

何がなんでもボールを打ち返すという気持ちがなければとれません。

プロの選手がよくネットぎりぎりのボールを猛ダッシュして最後には脚が開ききった状態でボールを打ち返しますよね。あそこまでは行かなくてもそのあきらめない気持ちは見習ってほしいところです。



あきらめない心、これって本当に大事なんです。

この気持ちがある限り上達はします。ただジュニアによって体力の違いや性格の違いがあるのでそのジュニアに合った指導法が大切だと思います。

あとは日ごろから、ラダーやライントレーニング、ランニングなど足腰の強化も必要です。

今、教えているジュニア選手には練習前にラダーとライントレーニングをやらせています。

始めたころに比べて軽やかなステップができるようになってきました。



まだまだ改善しないといけないところはありますが、直すところがあるというのは、まだまだ進化する可能性があるということなので楽しみでいっぱいです。