ジュニアテニス選手一緒に強くなるプライベート・テニスコーチの日記

怒鳴って強くなるなら苦労はしない。ジュニア選手を理解しようとするコーチの思考と練習法/子供に強くなってもらいたい、テニスを習わせたいご両親に送るブログです。

バランス感覚と外で遊ぶ大切さ ~ジュニア~

テニス以外のスポーツや外でも遊ぶことも大事。

これはクラブでレッスンをしていたころから思っていたことなんですが、
とにかくバランス感覚や体の使い方が悪いですね。
悪いというか、昔のように野原や土手があって走り回っていたころと時代が違うのですよね。

 


レッスンをしているといろいろなバランスについて考えることがでてきます。
思考のバランス感覚、身体のバランス感覚などなどです。

 

 

今回は、身体的バランス感覚について思ったこと少し書いて見ようと思います。
スポーツをしている人ならこのバランスについての大事さを感じているとは思うのですが、それを実際にジュニアに教えていくのは、結構難しいですね。

 

ここで今まで外で運動していたか、体を動かして遊んでいたかなどがわかってきます。
外で遊んでいた子は体のバランスがいいですね。

 


育ってきた環境が違うので当然バランスが良い子、悪い子と違いが出てくるのは仕方のないことだと思います。そこからがコーチの仕事でもあるし。ただ、バランスがいいからと言ってテニスの動きに合っているバランスなのかと言うとそうでもないことがあります。

 


バランスが良くても、実際にラケットを持たせてボールを打たせてみると、以外にも当たらない。または、とんでもない所に飛んで行ってしまう。これは、簡単。ラケットの振り方が悪い、体のバランスが悪い。なので、振り方を教えて、素振りを宿題にする。

 

ちゃんとやってきた子は効果がすぐに出る。
やってこなかった子は、当たらない。振り方もおかしい。
こうやっていくうちにバランスの悪かった子もだんだん上達をしてきます。

 


そこで大切なのがテニスは楽しいということを伝えること。
ボールが当たらなければ面白くないのは大人でも同じ。
そこでジュニアたちにはボールが当たるようにこちらから自然に体を誘導します。

 

 

例えば、リズム感。
当たらない子はリズムが悪い。
だから、準備も遅いし、踏み込みもラケットを振るのもタイミングが合ってない。
だから、当たるようにこちらからリズムが取りやすいように声を足してあげる。たったこれだけで、ボールが当たらなかった子供たちが当たるようになる。

 


これは4~5歳くらいの子供でも大丈夫。
慣れてきたら、今度は子供たちに声を出させてうまくリズムをとる様にさせる。声を出すので元気も出てくるし、レッスンにも活気が出てくる。声を出すことはとても大切なので小さいうちに教え込んでおくといいですね。

 

最近の子は、家や学校ではうるさいのにテニスクラブに来ると声が出ない。
おとなしい傾向にあるみたいです。
ひょっとしてうちのクラブだけかもしれませんが(笑)。

 


バランス感覚とリズム感これはとても大切です。
それを身につける方法のひとつに体幹トレーニングやラダー等を使ったアジリティー(Agility)・トレーニングが有効です。

最近では、ライントレーニングも注目度が上がってきましたね。

トレーニングも大事だし、ラケットを振るのも大事。

 

結局、子供たちが楽しくないと長続きしないということは確かなようです。